メディカルキッチン・やまうちは、食事による健康増進とダイエットを目的に、厚労省認定健康増進施設「ドクターズジム・下関」の食育部門として、平成29年11月にオープンしました。肥満やメタボリック症候群の方はもちろん、生活習慣病の患者さん向けに、「くすりに頼らない、運動と食事を中心にした医療」を目指して運営しています。この方針は、健康食で有名な(株)タニタ食堂の企業精神とも合い通ずるものであり、山口県で初めて「タニタ食堂メニュー提供店」の認定を受けました。
運動、食事は、そのどちらが欠けても持続的な健康、ひいては人生の楽しみ、喜びも得難くなります。脳卒中や心筋梗塞などの重症な病気も、元をたどれば運動不足や過食による生活習慣の乱れ、肥満がその大きな原因です。人々が求める医療とは本来、悪くなってから治すのではなく、予防の段階で治すことであると思います。まずは太った原因とその対策をいっしょに考えましょう。「運動しても、なかなか痩せられない」「薬を飲む前に運動や食事で、なんとかしたい」など、お困りのことがあれば、いつでもご相談ください。
やまうち内科循環器科院長 山内正嗣
メディカルキッチンからの提案
食事から見直す生活習慣
現在日本で、糖尿病の診断を受けている方は950万人、糖尿病予備軍は1,100万人。高血圧の診断を受けている方は1,010万人。高脂血症・脂質異常症の診断を受けている方は206万人(全て2016年データ)となっており、これらの生活習慣病と呼ばれる病気の人は年々増加しています。この生活習慣病はいずれ、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を引き起こす原因となります。まずは、食事から見直してみませんか。
でも、どう調理すれば?
医師や管理栄養士から、「食事に気を付けてください」「バランスのよい食事を」「塩分を控えてください」など食事指導を受けたことのある方なら、一度は聞いたことのあるセリフだと思います。しかし、実際にどう気を付ければ良いのか。バランスがいいってどんなの?とか、塩分はどれくらい控えたらいいの?と、言われることは分かるけれど、どう調理したらいいのかが分からない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
調味料は0.1g単位で計算
メディカルキッチンでは、提供する料理は全て調味料を0.1g単位で計量し、食べる際に、ご飯の量をご自身で計量していただいています。糖尿病食・減塩食の適量を知ることで、すでに診断を受けている方、そのご家族が安心して食事療法が行えるようお手伝いさせていただきたいと思います。